桑名から、北上して行きます。
多度までは三重県ですが、揖斐川(いびがわ)を渡った、海津は岐阜県です。地図帳を見ていて、ふと、ひらめいたのです。
西美濃(地方)は、正直、盲点でした。
岐阜(県)といったら、岐阜市、郡上・下呂・高山方面、あるいは、中津川・乗鞍方面と考えていたので。
雪を頂く、伊吹山が間近です。
この冷たい伊吹颪(おろし)が、名古屋の冬の風物詩です。日本海との間に、琵琶湖と、この伊吹山以外、これといって高い山がないので、名古屋は太平洋側の割には、寒気が入り込みやすく、寒くて、雪が降りやすいのです。
(行ってから気がついたのですが、雪がなくてよかったです(汗))。
(”名古屋では降っていなくても、このあたりでは降雪”、ということは、十分考えられることだったのに、何も考えずに来てました(汗))。
と言うわけで、海津の局をあちこち巡って、最後にこちら、輪の内局で終了です。
成果です。
「さるぼぼ」は、now on 増産中ということで、ありませんでしたが、それ以外はちまちまと、最終的には、大漁にゲットできました。
こちらが、岐阜の第4弾、「高山祭」です。
春と秋の2回あるのですが、紅葉していない(けれど、桜ではない)ので、春でしょうか。
裏です。
ここの、風景印がもう、最高に気に入りました。陣屋です。(切手は、持参の逸品、ギフチョウに、県の花レンゲソウです。山はいっぱいあるので、わかりません・汗)。(風景印は、揖斐川と伊吹山です)。
これには、局部的歴史オタクな私の、深~い訳があるのです。
江戸時代、こちらは高須藩(wiki)という尾張藩の支藩(分家)3万石でした。城は、天守閣ではなく陣屋でした。
(輪ノ内というのは、大河(木曽三川←木曽川・長良川・揖斐川)に囲まれ、土地が低くなっています。そこで、河川の氾濫も多く、高めの土地には、すでに集落や家が出来ていたため、領主は、住民を立ち退かせたりはせず、住民より低い土地に、あらたに陣屋を建てたのです。(風景印、参照))。
が、れっきとした家康の子孫なので、高須藩の格(人気)は高く、苗字も松平でした。(従4位下という官位は、大大名並みで、なかなかのものです。流石は親藩・松平)。
ちなみに、犬山城は、尾張藩の付け家老・簗瀬家(wiki)3万5千石で、あの天守閣です。(尾張藩が大藩とはいえ、小大名クラスの家老です)。(家老と言うのは、最高の実務者でありますが、どこの藩でも、だいたい、藩主にとって、うっとうしい存在です)。
このあたりの、御三家・尾張藩を巡る、藩(主)を取りまく因縁、もとい幕府を含めた政治的な干渉が、江戸年間を通じ、い~~~(中略)~~~ろいろあったのですが、オタクすぎるので(略)。
(成瀬家の者が、幕末尾張藩の最大のタブーである青松葉事件(wiki)で、高須藩出身の冷徹な尾張藩主・慶勝に処刑されていたとは、びっくりというか、やっぱりというか……)。(この頃の、尾張藩の内紛および対立が、水戸藩における天狗党(wiki)と諸生党のように血で血を洗う内ゲバになることを恐れ、処罰させた側の藩士は、報復合戦をさけるため、明治、北海道八雲町の開拓を命ぜられ、尾張を追放されたのでした……)。(ひどい!)。
要するに何が言いたいのかと言うと、ずばり、
私のもっとも敬愛する、とある東北の藩のお殿様が、元はこちらの高須藩の出身なのです!(とはいえ、生まれ育ちは江戸です)。
しかしながら、縁あってお殿様の書や句は、こちら、海津市高須の資料館にも少しあって、わざわざ見に行ったことがあるのでした。
でも、今日は~~~。
時間がない~~~。目的が違う~~~。
ああ、また、今度~~~~~。
(資料館なんて行ったら、1日籠もってしまう~~~(笑))。(愛する殿の書の前で、フリーズ間違いなし)。
さて、フォルムに戻りまして、ミニカードです。
「折角、名古屋から来たのに、さるぼぼのフォルムカードがなくて、ごめんね」と、貼ってあったミニカードをはがしてくれたり、高山祭のカードも、この量です。いくらなんでも、こんなに、買っていないですよ~(汗)。まとめて、や、いろいろくれた局もありました。
うっ……(感涙)。
ウチの藩士の、姉への手紙に、「高須では大変に親切にされ、まるで浦島太郎にでもなったような気分です」と、あったのを思い出しました(涙)(涙)。
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本日の総合成果です。(あ、犬山城のミニカードが混ざっているけど、気にしない~)。
見た目ではわかりづらいかと、計測してみました。
この量です。
ドーン! 883gです(笑)。
そして、購入に伴い、頂いた粗品の数々。
箱のティッシュやキッチンペーパーや、お菓子など。
二日遅れのバレンタイン・チョコです。
早速、頂きましたが、すごく美味しかったです。
局員さん、ありがとう。
また、行きたいです。
自分で風景印を押させてくれた局もありました。(でも、”ヒミツよ”とおっしゃったので、ヒミツです(笑))。(京都のときより、上手に押せました!)。