(もしかして、自分で買うのは、初めてかもしれません)。
じゃーん。
地元の名物、「青柳ういろう」です。
外袋を取ると、箱にも同じ、可愛いデザインが、施されていました。
中です。
高っ!
(えっ、500円以上して、たったのこれだけかい)。
(なるほど、ケチな名古屋人向けの商品じゃない、お土産バージョンか)。(軽いし)。
ういろうの袋も、名古屋の名所・名物のデザインで、可愛いです。
(一番右は、「さくら」がよかったです。が、ここでも、ソト向けに、”名古屋=あんこ好き”イメージをアピールでしょうか)。
が、再度、申し上げますと、
高っ!!
(しかも、中身、せんべい級に、薄っ)。(食べやすさを優先した商品、とは思いますが)。
(そのくせ、高級緑茶(西尾や白川のお茶)じゃないと、合わない食べ物だし)。
ういろうって、高い(高くつく)食べ物なんですね……(白目)。
(だから、お土産とか贈答品になるんでしょうか?)
(開けるとすぐに固くなるので、一本を食べきるのに、拷問のように食べさせられた思い出が……)。
名古屋人は、ケチなくせに、ケチと思われるのは恥らしく、昔の結婚式の引き出物などは、やたらと、「大きくて重いもの」が常套でした。
紅白の鯛の形をした砂糖とか、ういろうの詰め合わせとか。やたらと大きな、紅白の餅とか、饅頭とか。宮きしめんの詰め合わせとか。
新幹線口では、そういう「やたら、大きくて重たい、詰め合わせの詰め合わせ」袋を持たされ、難儀する、披露宴帰りの招待客を、よく見かけたものです。
今は、ちょっとしたオリジナルの記念品に、プラスして、パンフレットから欲しいものを選ぶ時代なので、いいですよね。
(その代わり、届いた商品が、誰かの披露宴の引き出物だったということすら、忘れて、消費してしまうのですが)。
という訳で、懐かしいCMを、どうぞ。
"青柳ういろう、天気予報~♪"
「あがり」は、「あずき」だったりもしました。
今は、当時(70年代?)の、この全種は、もう販売されていないと思います。
「かえるまんじゅう」や「かえるサブレ」も販売している、青柳にとって、カエルは、特別な存在っ!
商標のマークは、「柳に飛びつくカエル」です。
HPも、カエル好きには、たまらないデザインです(笑)。
その由来は、
「小野道風の故事(目標に向かって、何度でも努力を繰り返す)から来ている。杉本健吉画伯により、デザインされた」(wiki)
地元で著名な杉本画伯によるデザインとは、知らず、たまげました。(流石は老舗)。
小野道風は、
「現在の愛知県春日井市出身。平安時代前期、10世紀に活動した能書家」で、
「能書としての道風の名声は、生存当時から高く、当時の宮廷や貴族の間では「王羲之の再生」ともてはやされた。『源氏物語』では、道風の書を評して「今風で美しく目にまばゆく見える」(意訳)と言っている」(wiki)
という、これまた地元のすごい人で、なぜ、それとカエルが、というと、(先ほどもちょっとあったように)、
「道風は、あるとき、自分の才能のなさに自己嫌悪に陥り、書道をやめようかと真剣に悩んでいた。
ある雨の日、散歩に出かけ、蛙が、柳に飛びつこうと、何度も挑戦している姿を見て、「いくら飛んでも、飛びつけるわけないと、バカにしていたところ、偶然にも強い風が吹き、柳がしなって、カエルは、見事に飛び移ることができた。
これを見た道風は、「バカは自分だ。蛙は、一生懸命努力をして、偶然を自分のものとしたのに、自分はそれほどの努力をしていない」と、目が覚めるような思いをして、血を滲むほどの努力をするきっかけになったという。(ただし、この逸話は、史実かどうか不明)」(wiki)(zettai-uso)
という、昔は教科書に乗っていた、有名な(?)逸話によるものです、
が!
実際に、カエルを飼っている者(私とか)の立場から、言わせてもらいますと、
カエルは、なんでも、動くもの=餌 と、認識しているので、ただ単に、揺れる柳を、餌と思い込んで、必死に食おうとしただけ、だと思われます。
(どちらかというと、努力(?)よりも、あきらめの早さを評価したほうがいい、生き物です)。
残念っ。
ちなみに、こういうパン、普通にスーパーで売っていますよね? ね?
(名古屋だけじゃないですよね……?)
小野道風は、小野妹子の子孫、と、昔、クイズ番組で知って、びっくりでした。
あ、大河、見るの、やめました。
見るほどに、怒りが増すばかりで、自分の精神衛生上よくないです。
私だけが、わかっていればいいことです。容保が、戦後、何も語らなかったように。